床がブカブカする

築年数が経つとフローリングの床も痛みます。特によく足をつく場所。
階段を降りて最初に足をつく場所、部屋を出入りする場所などなど。

今回、そのようなケースで富岡市T様邸の玄関ホールのフローリング貼替のご依頼です。
築37年と建物が古く、玄関ホールの床がブカブカしています。
階段の前と、キッチンの出入り口付近が特に傷んでいます。やはり歩く場所は痛むようです。
施主様によると、階段から降りてきたときに床に足をつけるのが怖い、どこに足を着くのか毎回不安とのこと。

T様邸 床貼替工事 施工前の写真

私も確かめてみると、確かにあちらこちらがブカブカしており危険な感じ・・・
すぐに床板が割れるということもないでしょうが、気持ちの良いものではありません。

お見積りを作成するにあたり、少々気になることがありました。
というのは、このお宅は他のお宅に比べて低い位置にあり、少々湿気が多いのではないかと推測されたのです。

施主様の了解をいただき、床を一部切り取り、床下をチェックしました。

T様邸 施工前床下の写真

写真撮影に失敗し、ボケてしまいました(^^ゞ
でも、床の重量を支える束の下がかなり痛んでいるように見えます。
このころの住宅の基礎は、現在と違い床下は土そのままです。
予想した通り、このお客様宅は床下の湿気が多く、床の貼替だけでは問題解決しません。
そのことをお伝えし、すべて交換することをお勧めし、お見積りをご提示させていただくこととしました。

なぜブカブカするのか

床、フローリングがブカブカする原因はいくつか考えられます。

今回のT様邸のような場合、古い建物の床の下は土のままということがほとんどです。土から直接湿気が上がってフローリング材が直接その湿気に当たることになります。
フローリング材も木材です。木材は湿気は大敵ですね。
最近の住宅では、フローリング材の下にもう一枚の板が敷かれていることがほとんどです。さらに床下は「布基礎」と呼ばれる鉄筋コンクリートで覆われています。土からの湿気はほとんど上がってきません。

どのような対処があるのか

今回のT様邸の場合、湿気を抑えるために床下の土の上に防湿のためのシートを敷き詰めました。
また、大引や根太を交換し、束を金属製のものに変更しました。
ちなみに大引(おおびき)や根太(ねだ)とは床を支える木材のことを言い、束(つか )は大引を支える木材のことを言います。

床下が土のままの住宅の場合、どうしても床下の木材が傷みやすい傾向にあるので痛んでいるのであれば大引や根太、束も交換した方がよいと思います。また、湿気対策をした方がよいでしょう。せっかくお金をかけて交換したのに湿気で10年後にまた工事・・・では勿体無いですね。
特に今回のT様邸は湿気が多い場所で顕著でした。

つづき(完成が見られます)